今回は「隅田川暮色情景」、黄昏時の隅田川沿いの情景です。東京都中央区佃一丁目、佃大橋すぐそばの隅田川沿い遊歩道から眺めた風景です。
夕暮れ時の隅田川、川面にゆらめく赤提灯
中央区佃界隈、夕暮れ時の隅田川、屋形船の赤ちょうちんの灯りが川面をゆらゆら揺れてゆきます。夕空の青さも爽やかに見えて、ゆったりとした時間が流れてゆきます。
佃島から眺めれば、銀座の空は茜色
佃一丁目の隅田川沿いから眺めた真っ赤に燃えた夕焼け空、丁度銀座方面の空を見ています。画面の下の方にぽつぽつ見える道路灯は佃大橋の道路照明です。この佃大橋から続く道路(東京都道473号新富晴海線、通称「佃大橋通り」)を北西の方へしばらく行くと入船、新富町を経て銀座地区北東部(銀座一丁目、二丁目界隈)に出るわけです。
丸の内、茜の空の夕曇り
佃大橋からもう少し川沿いを北上したあたり、佃公園から隅田川対岸の街並みを見ています。方角からいえば北西、丸の内方面ですね。ちょうど東京駅のある方向です。殊更正確を期して申しますと、手前に見える建物は中央区湊(みなと)地区、その向こうに入船、八丁堀、京橋地区があって、その先、丁度照明が灯る超高層ビル(グラントウキョウ)が建っているのが千代田区丸の内付近です。この日は夕方から上空に雲が垂れ込め、おかげでビルの灯りも一層引き立って、趣きのある夕景色です。
明石町夕景眺望
夕刻の高い空にそびえる高層ビル街のシルエット、空の青さが日中の青空とは違う色に変わっていく時間帯。佃地区の隅田川テラスから対岸の中央区明石町の方を眺めています。画面左にひときわ高く聖路加(せいるか)タワーがそびえています。夕方とはいえ、まだ空が少々明るい時間なので目立つほどではありませんが、聖路加タワーの高いシルエットの中に窓の灯りがちらほらと見えますね。暗くなった川面のすぐ上を佃大橋が横切っています。
暮れなずむ 空の高さよ佃の大橋
一日の終わりの佃大橋。家路につく人でしょうか、広く高い黄昏空の下、暮れなずむ橋の上を歩いていきます。まもなく、夜の帳が降りてきます。そんな頃合いです。
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佃大橋上からの夕景眺望です。