今回は東京都中央区の臨海部、晴海五丁目地区の路上夜景です。撮影は2019年(令和元年)6月下旬、晴海五丁目地区は再開発工事が続いていましたが撮影した時期は随分進捗しており、地区内には外観上は完成しているような建物も見られるようになっていました。新築中の都市景観の夜景です。
晴海五丁目交差点より 晴海五丁目夜景眺望
「環二通り」(目の前を横切る道路)晴海五丁目交差点より南西方向の晴海五丁目地区の夜景です。数年前までは殆ど何もなかった区画に新しい高層建築群が建ち並ぶようになりました。ちなみに晴海五丁目手前側の区画はかつて東京国際見本市会場(1959年~1996年)があったあたり、右手に見える巨大な煙突と建物のセットは中央清掃工場、この施設は2001年(平成13年)に竣工しており、割合以前からありました。中央の通りを挟んで左手の区画は1996年(平成8年)に東京国際見本市会場が閉場した後は長らく更地のような状態でした。十数年の間、何もなかったような所にこの高い煙突が聳えていたわけです。
晴海五丁目の新しい建築群
晴海五丁目交差点南西角、前写真の左手の区画です。豊洲大橋(左方向)北詰にあたる区画の外観上は完成しているかのような新しい高層ビル群。その昔、東京国際見本市会場があった頃はドーム状屋根の建屋(「東館」といいました)があったあたりですね。撮影時、晴海五丁目の再開発エリアのなかではこの区画が最も進捗していたようです。
環二通りより 中央清掃工場と新しい建築群夜景
環二通り、晴海五丁目交差点から少し北の地点より中央清掃工場と新築高層ビル群。まだ明かりが灯らない真新しいビル群の独特な雰囲気の夜景。
夜空に聳える中央清掃工場の煙突
中央清掃工場前の路上にて、夜空に聳える中央清掃工場の巨大な煙突。高さ177.5メートル、以前から地区内で一際高く見えたこの煙突は、周辺に高層建築が増えてもやはりその存在感は変わらないようです。この煙突は東京都内においては豊島区の豊島清掃工場の煙突に次いで二番目に高い工場煙突なのだそうです。
晴海埠頭方面の建築群夜景
中央清掃工場前の路上より、南側の晴海埠頭方向を見た夜景です。以前はこの方向に晴海運河南岸の江東区豊洲六丁目地区や有明地区、更にはお台場エリアの建物が遠望でき、また晴海埠頭に船がいる時にはその姿が見えたものでしたが、撮影時には御覧の様に高層建築群が建ち並ぶ景観に変わっていました。このあたりの建物は外観上もまだ工事中といった様子でした。一部建物に灯りが見えるのは内装工事中のものかとおもわれます。
晴海埠頭公園方向の建築群夜景
晴海五丁目地区のほぼ中心部(地理的に)です。この方向は東京港、以前はこの地点から左方向に晴海客船ターミナルが見えたのですが新築された高層建築群にすっかり隠されていました。画面中央の先には白く光るレインボーブリッジ(東京港連絡橋)の一部が見えます。
晴海五丁目路上より晴海中心街方向夜景
晴海五丁目地区を貫く大通り(撮影時は○○通りといった通称はなかったようです)、前写真の背後の景観です。まだ建設中とはいえ随分街らしくなった晴海五丁目の街区。彼方に輝く街並みは晴海地区の中心街方面、左奥の二棟並んだ高層ビル群は晴海トリトンスクエア(晴海一丁目、2001年竣工)です。
関連記事:晴海地区再開発期の風景
2020年2月、ほぼ完成した頃の風景。
「中央区・晴海五丁目 晴天下路上寸景 晴海埠頭付近再開発景観記録」
今回の1年前(2018年6月)の景観です。
2019年3月撮影。
2019年3月撮影。
2019年3月撮影。
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