江東区・中央区・晴海運河鉄道遺構観賞
晴天下の晴海橋梁

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今回は東京都江東区豊洲地区と中央区晴海地区を隔てる晴海運河に残る鉄道遺構、東京都港湾局専用線跡の晴海橋梁です。東京都港湾局専用線とはかつて豊洲埠頭、晴海埠頭をはじめ港区芝浦埠頭、日の出埠頭等、東京港に敷設されていた東京都港湾局運営の臨港貨物鉄道で、最盛期の1965年(昭和40年)頃には線路総延長約24kmにおよび高度経済成長期の日本を支えましたが、やがてモータリゼーション(車社会化)の進展に伴うトラック輸送への転換や国鉄の貨物輸送方式の変化により輸送量は減少、1980年代後半には次々に路線が廃止され最後まで残った晴海線が1989年(平成元年)に廃止、東京都港湾局専用線は全廃となりました。今回の晴海橋梁はその最後まで残った晴海線の一部でした。1957年(昭和32年)11月26日竣工、1989年2月10日晴海線廃止に伴い本橋梁も廃止。しかし廃止後も撤去されずに赤錆びた姿のまま残されていました。撮影は2018年(平成30年)4月、6月です。


晴海橋梁   赤錆びたアーチ鉄橋の彼方に新しき街

晴海橋梁のアーチ鉄橋と彼方の豊洲地区の街

東京湾岸エリア、江東区豊洲と中央区晴海の間を流れる晴海運河に架かる老鉄橋「晴海橋梁」。豊洲地区と晴海地区を結ぶ「春海橋」より眺めた中央のアーチ鉄橋。専用線廃線後長年の風雨にさらされすっかり赤錆びた姿。晴海運河の青い水面の先には豊洲地区の新しい街並み。隔世感の風景。(2018年6月)


春海橋より   晴海橋梁と豊洲の街

春海橋から見た晴海橋梁と豊洲の街並み

春海橋(晴海通り)の晴海側から晴海橋梁と豊洲側を見ています。春海橋と並行する赤錆びた単線アーチ鉄橋の晴海橋梁。いかにも新しい豊洲の高層ビル街を背景にした時代に取り残されたような姿。(2018年6月)


錆びた鉄橋と新しきタワマン群

晴海橋梁と豊洲のタワーマンション群

赤錆びた古い鉄橋と背後の新しいタワーマンション群の対比。(2018年6月)


晴海橋梁と豊洲沿岸域

晴海橋梁と豊洲地区の沿岸域

晴海橋梁と豊洲地区晴海運河沿岸域の眺望。かつて造船所と工場の区域だった面影はほとんど見当たらない新しい街の景観。画面中央のタワマンの奥が豊洲駅前、豊洲地区の中心街です。(2018年4月)


赤錆びた鉄橋と晴海運河の青い水面

赤錆びた鉄橋と晴海運河の青い水面

晴海運河の青い水面と赤錆びた老鉄橋の色彩対比。(2018年6月)


晴海橋梁のコンクリート橋部分

晴海橋梁のコンクリート部分

晴海橋梁晴海側のコンクリート橋部分。線路上には雑草が生え、晴海側の基部付近は植生繁茂した状態でした。(2018年6月)


春海橋公園入口付近より老鉄橋観賞

春海橋公園入口付近から見た晴海橋梁

江東区豊洲側、春海橋公園の入口付近から眺めた晴海橋梁。豊洲側からはある程度は橋の基部付近に近付けますが危険防止の為のフェンスが廻らされていました。(2018年6月)


晴海橋梁と晴海の高層ビル群

晴海橋梁と晴海の高層ビル群

晴海地区の晴海トリトンスクエア(中央の高い三棟、晴海一丁目)等、超高層ビル群を背景にした晴海橋梁。晴海地区はかつては港湾物流地帯で専用線(晴海線)は晴海運河河口域の晴海埠頭まで敷設され、国鉄DD13型とよく似た青い凸型ディーゼル機関車が貨物列車を牽引していました。往時はそんな貨物列車がこの鉄橋を渡っていたわけです。ちなみに晴海埠頭に乗り入れていた晴海線の主要貨物は新聞巻取紙(新聞用紙)、セメント、輸入小麦や大豆、雑貨等でした。貨物線は豊洲地区から更に東へ延び、越中島貨物駅(江東区塩浜)で国鉄越中島支線(総武本線貨物支線)と連絡していました。かつて港湾物流地帯だった晴海地区には高層ビル群が林立し、古びた晴海橋梁のコンクリート橋部分の線路上には小さな木まで生えています。すっかり赤錆びた鉄橋部分といい、廃止からの年月を感じさせます。(2018年6月)


晴海運河   陽光に煌めく水面と晴海橋梁

晴海橋梁と陽光に煌めく晴海運河

春海橋公園、運河沿いの遊歩道より。陽光に煌めく晴海運河の水面と老鉄橋のシルエット。(2018年6月)


晴天下赤錆老鉄橋造形美観賞

晴海橋梁の鉄橋部分

晴海通り「春海橋」の豊洲側より、晴海橋梁鉄橋部分観賞。曲線の優美さと鋼の重厚感を併せ持つ鉄橋の造形美。ちなみにこの鉄橋部分の全長は58.8mとの事。(2018年6月)


晴海橋梁と晴海運河の眺望

春海橋から見た晴海橋梁と晴海運河の眺望

晴海橋梁と晴海運河河口域方向、そしてその周辺域の眺望。晴海運河河口域方向には晴海大橋、豊洲大橋と2000年代以降に開通した橋が見えます。鉄橋背後の晴海二丁目地区にかつてあった生コンクリート工場は移転し運河沿いには高層マンション群が建設され、撮影時は高い一棟が目下建設中でした。様変わりする東京湾岸エリアの風景です。(2018年6月)


関連記事:晴海運河沿岸   再開発期の風景

晴海地区の街並み江東区・晴海運河眺望

2018年2月撮影。

 


晴天下の晴海大橋江東区・晴海運河橋梁観賞 晴海大橋

2018年2月、3月撮影。

 


豊洲大橋の眺望江東区・晴海運河橋梁観賞 豊洲大橋 開通前の橋と晴海再開発遠望

2018年2月、3月撮影。

 


今回晴海橋梁を撮影した晴海通り「春海橋」付近、最寄駅は「豊洲駅」(東京メトロ有楽町線、新交通ゆりかもめ)で徒歩約8分です。その他には「月島駅」(有楽町線、都営大江戸線)より徒歩約13分、「勝どき駅」(大江戸線)より徒歩約20分、「越中島駅」(JR京葉線)より徒歩約20分です。


 

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