今回は東京都中央区晴海、環二通り「豊洲大橋」から眺望した晴海運河と晴海四丁目沿岸部の港湾倉庫群、そして晴海・豊洲中心街方面の夜景です。撮影は2019年(平成31年)3月、晴海地区内では各所で再開発工事が行われていた頃、晴海四丁目地区は少し再開発から取り残された感がありましたが、やはり少しずつ変化が訪れていました。
晴海四丁目の港湾倉庫群と煌めく高層ビル街
豊洲大橋の中程から眺めた晴海地区中心街の夜景。夜空に煌めく如何にも新しい高層ビル街と足元の暗がりの古い港湾倉庫群。画面左手の大きな二棟は鈴江倉庫(手前は鈴江組3号上屋)、右手の蒲鉾形倉庫は都営晴海4号上屋。背景の一際高い超高層ビル群は晴海トリトンスクエア、右手の彼方には東京スカイツリー(墨田区)が見えます。ちなみに豊洲大橋から北北東方向のスカイツリーまで直線距離で約7kmです。
晴海運河と晴海の街の夜光眺望
豊洲大橋から広角で見渡した晴海運河上流方向と晴海中心街。港湾倉庫群(晴海四丁目)の背景に見えるトリトンスクエアと周辺ビル群が晴海一丁目、スカイツリーの右手は晴海二丁目のタワーマンション群、右手奥は江東区豊洲地区です。晴海運河を横切るのは「晴海大橋(有明通り、東京都道304号日比谷豊洲埠頭東雲町線支線)」、橋を渡った右岸は豊洲六丁目、晴海側では「晴海通り」となり勝どき・築地・銀座方面につながる道路です。
港湾物流地帯の名残 3号上屋
晴海地区、晴海運河沿岸部のほぼ中央に構える鈴江組3号上屋。かつて港湾物流地帯だった晴海地区の名残と申せましょうか。撮影の暫く前までは3号上屋の左側(西側)には東洋埠頭2号上屋という建物がありましたが撮影時は解体後の空き地となっていました。手前の3号上屋と奥の建屋の間には1989年(平成元年)2月初めまで鉄道貨物線(東京都港湾局専用線晴海線)が通っていました。
港湾倉庫と沿岸の未整備の公園
3号上屋前の岸壁。撮影当時は未整備の公園。昔の地図や写真と見比べると、実際に貨物船が接岸していた岸壁より少し沖を埋め立てて更に緩傾斜堤防状(高潮対策)にしているようです。
晴海四丁目沿岸部と晴海豊洲の夜景眺望
晴海四丁目沿岸部(撮影ポイントは豊洲大橋の上)より晴海運河上流方向。晴海大橋の向こうに見えるあたりは豊洲地区の中心街、赤い建設クレーンが見える高層ビルの下あたりに豊洲駅(東京メトロ・新交通ゆりかもめ)があります。きらびやかな彼方の街とは対照的な晴海四丁目沿岸部、3号上屋の手前あたりはほとんど原っぱです。
古い港湾倉庫と夜空にそびえるタワーマンション
3号上屋の上部と晴海二丁目のタワマン。表記の「WAREHOUSE」は倉庫の意味ですね。
古い港湾倉庫と晴海の街の灯
豊洲大橋の中程より、3号上屋の上部とトリトンスクエアの灯。露光しているので明るく見えますが実際には倉庫は真っ暗でした。ディテールを見ると壁面といい上部構造物の柱といい、相当風雨に晒された感があります。
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豊洲地区沿岸部より撮影。
晴海大橋より撮影。
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