今回は御茶ノ水界隈、東京都千代田区神田駿河台と文京区湯島一丁目の間を流れる神田川に架かる「聖橋」からの夕景眺望でございます。撮影は2010年代、少しずつ少しずつ変わってゆく秋葉原周辺のひと頃の風景とでも申せましょうか、かつての電気街の街並みに少々懐かしい感もございましょうかと。
聖橋より、神田川と御茶ノ水秋葉原界隈夕暮れ眺望
JR御茶ノ水駅聖橋口を出てすぐに架かる「聖橋」より、御茶ノ水駅周辺と秋葉原方面の夕景眺望。刻々と空の色が変わってゆく頃合、JR中央線・総武線に東京メトロ丸ノ内線の電車が数分おきに交叉しつつ鉄橋を渡ってゆく風景は眺めていて飽きないものです。
神田川と聖橋夕景
JR御茶ノ水駅御茶ノ水橋口すぐのお茶の水橋より、聖橋夕景。関東大震災(1923年・大正12年)後の震災復興事業で1927年(昭和2年)完成のコンクリート橋。右手よりJR御茶ノ水駅(中央線・総武線)、神田川、そして左岸で外堀通りを跨ぐ橋で、やはり見所は神田川に架かる中央部の美しいアーチ部分でしょう。写真は黄昏の川面に対称に映るアーチ橋の姿、その円の中を行く丸ノ内線電車。
神田川と鉄道橋梁群
聖橋から見える鉄道橋梁群。手前は東京メトロ丸ノ内線の神田川橋梁、奥はJR総武線の神田川橋梁、そしてグリーンのアーチ鉄橋・松住町架道橋。中央線は神田川を渡らず東京駅方面へ。
夕空の下の聖橋
聖橋の上、本郷通りにて。北東方向の彼方に東京スカイツリー(墨田区押上)。右下に見えるのはJR御茶ノ水駅の跨線橋。
聖橋より、夕暮れ空とニコライ堂
聖橋より南の夕空に見えるドーム屋根と尖塔。神田駿河台四丁目の「ニコライ堂」、正式には東京復活大聖堂というロシア正教の教会です。ちなみに聖橋北(文京区湯島一丁目)には儒教の祖・孔子を祀る「湯島聖堂」があり、「聖橋」の名はこの二つの聖堂を結ぶ橋ということから命名されたとの事。
聖橋より、御茶ノ水駅夕景
聖橋西側から眺めたJR御茶ノ水駅の夕景と駅前の雑居ビル群。
御茶ノ水駅、夕暮れの寸景
御茶ノ水駅、電車が出発し一瞬客がいなくなった夕刻のホーム。
夕刻の秋葉原、松住町鉄橋を渡る総武線電車
夕刻の秋葉原、街が灯る頃合。松住町架道橋、神田川橋梁を渡ってゆく総武線電車のテールランプ。2010年代の風景、今はなき石丸電気の電飾が懐かしい感があります。今や秋葉原は「電気街」という感じではなくなってしまいましたからねぇ。
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