東京都練馬区の北西部を流れる川を「白子川」と申します。練馬区内に水源を発し、郊外の住宅街の中を縫うように流れ、最終的には板橋区三園で新河岸川に灌ぐ全長約10km程の都市型河川です。今回はその白子川上流域にあたる練馬区大泉町一・二丁目の境界に架かる「別荘橋」(大泉町一丁目)という橋の付近にて、川畔の春の夜桜風景をどうぞ。
別荘橋、桜の宵景色
練馬区大泉町一丁目、春は桜の時季の別荘橋宵景色。橋の南詰より。このあたりは白子川の上流側(左手)の中里橋から別荘橋、下流側の不動橋まで桜並木になっています。また橋の至近には東京23区内では希少なカタクリ群生地「清水山の森」があるなど、住宅街の中にあって緑豊かな一帯です。ところで「別荘橋」の名の由来は昔元々この地に名主の荘さんが住んでいたところに後に他所から「別」の「荘」さんがやって来て「橋」を架けたからだとか何とか。
別荘橋の袂、山桜と中里地蔵尊
別荘橋の南詰には祠がふたつ、傍の川畔には花と若葉が同時期の山桜。大きな祠は中里地蔵尊、小さな祠は庚申塔。地蔵尊は江戸期天明8年(1788年)、庚申塔は嘉永3年(1850年)建立、との事。
祠と山桜 其の一
山桜と祠を橋側より。庚申塔は一寸木の陰。
祠と山桜 其の二
地蔵祠の屋根と夜空の山桜。
白子川 川畔の桜と別荘橋
大泉一丁目、別荘橋の下流側より白子川と染井吉野、花に隠れた別荘橋。
別荘橋より白子川畔の染井吉野
別荘橋より白子川上流側。こちらは大泉町二丁目になります。暗い川面に迫り出した染井吉野。
白子川上流側より、別荘橋と染井吉野
上流側の大泉町二丁目、川沿いの染井吉野と別荘橋。
白子川上流側より、別荘橋と山桜
一寸上流側より、こちらは山桜と別荘橋。
白子川畔 中里泉公園前の山桜
別荘橋からもう少し上流側に歩くと中里泉公園という公園があります。その公園の川沿いの入口前の山桜。ちなみにお地蔵さんや公園の名にある「中里」というのは昔このあたりの集落を中里といったことに由来するそうな。
月と白子川畔の染井吉野
中里橋に近いあたり。染井吉野と夜空に輝く月。
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