東京都中央区湊1丁目に南高橋(みなみたかばし)という鉄橋があります。亀島川(かめじま)という掘割のような短い川の、隅田川との合流地点に近いあたりに架かる橋です。今回はその南高橋を湊1丁目の橋西詰あたりと八丁堀地区の高橋(たかばし)付近から眺めた路上夜景です。また、南高橋と高橋の間の鉄砲洲通りにはかつてあった稲荷橋という橋の跡、橋名標柱が残されておりまして、そちらの夜景も併せてどうぞ。
湊一丁目より南高橋宵景色 其の一
湊1丁目側より、ライトアップされた南高橋。オフィスビル街に囲まれた鉄橋です。橋の向こう(東詰)は中央区新川地区。
湊一丁目より南高橋宵景色 其の二
トラス鉄橋の厳つい構造美。
湊一丁目より南高橋宵景色 其の三
南高橋を渡る車のテールランプと。
南高橋と高層ビル群
八丁堀駅B4出口前の鍛冶橋通りに架かる高橋より、南高橋と高層ビル群夜景。左手が新川地区、右手が湊地区です。南高橋の奥は亀島川水門、水門の先で亀島川は隅田川と合流します。南高橋の奥に見える高層ビル群は隅田川対岸の佃地区のタワマン群です。
高橋より亀島川と南高橋と鉄砲洲通り、地形に注目
高橋より亀島川下流側の広角風景。川沿いの道路が鉄砲洲通り。亀島川の南高橋手前にいかにも鉄砲洲通り下をくぐる流路があったような地形。これが八丁堀の跡で、明治時代に桜川と名を変え、昭和40年代に埋め立てられたとの事。鉄砲洲通りに架かっていた稲荷橋という橋も川の消滅と同時に撤去されましたがその痕跡のようなものが付近に残されておりまして。
鉄砲洲通り 稲荷橋跡の標柱 其の一
鉄砲洲通り、湊一丁目交差点のひとつ北側の交差点に建つ稲荷橋の標柱。稲荷というのは近くにある鉄砲洲稲荷神社のこと。この辺がかつての稲荷橋の南詰だったということでしょうか。
鉄砲洲通り 稲荷橋跡の標柱 其の二
ただ地形と標柱の位置関係からすると実際の橋の位置はもう少し北側だったのだけれどあんまり目立たないところに立ててもアレなんで丁度良い感じで人目につく交差点のところにもってきたのかなぁ、というのは当管理人の邪推。
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